2022年11月3日

FDA JAPAN MOUNTAIN BIKE CUP

大会名:FDA JAPAN MOUNTAIN BIKE CUP

開催地:静岡県伊豆市サイクルスポーツセンター

開催日:10月29~30日

カテゴリー:エリート

リザルト:XCO 2位


Weather:XCO/Sunny 

Temperture:XCO/20℃

Road surface:XCO/Dry 


コンポーネント:SRAM XX1 AXS
ホイール:Syncros Silverton 1.0s
Rサス:ROCKSHOX NUDE
ブレーキ:SRAM LEVEL ULTIMATE
クランク:SRAM GX EAGLE DUB CL55
ハンドルバー:Syncros Fraser IC SL WC 100mm −20°
サドル:Syncros Tofino R1.0
シートポスト: ROCKSHOX REVERB AXS
シューズ:SCOTT MTB RC SL SUPERSONIC EDT.
サングラス:OAKLEY  KATO 
ヘルメット:OAKLEY  ARO5

静岡県伊豆市のサイクルスポーツセンターで行なわれた、FDA JAPAN 

MOUNTAIN BIKE CUPに参戦してきました。東京2020オリンピックでも使用されたコースを全て使用したレースであり、国内外でもトップクラスの難易度のコースでした。10月9日に事前練習会でコースの下見を行い、今大会に向けて準備を進めていました。今大会期間中の試走時間はレース当日を含めた3日間のトータルで4時間程しか試走時間が無く、スピーディーに車両のセッティングとコース攻略を行う必要があった。その為、レース1週間前の練習中から機材テストを行い、レース期間中はコースの攻略に時間をより多く割けるよう、テストの内容を絞り込んでいった。試走日では機材のセッティングもよく決まっており、限られた時間内でも周回数を多く重ねる事ができ、素早くコースの攻略を行う事ができた。


XCO

 レース当日も試走を行い、ライン取りや、機材の状態を確認しながら2周回走った。今大会にはBMC RACING TEAMから、イタリアのユーリ・ザノッティ選手が招待選手として参加しており、今年の世界選手権ではエリートクラスで14位、イタリア選手権で2位とワールドカップで活躍をしている選手の走りを、間近で見ることのできる貴重なレースでもありました。レースの目標はUCIポイントの獲得、来月の全日本選手権に向けた機材セッティングの確認、招待選手の走りを観察することの3つをメインにレースを進める事にした。 


CJシリーズ後半の2戦でUCIポイントを獲得したとはいえ、合計8点と少ないポイントのためスタートは19番。3列目からのスタートとなった。スタートはスムーズに決まり、最初の登りで2位まで上がり、1周目の前半でトップに立ってしまった。想像していたよりもあっさりとトップに出てしまったが、自分のペースでレースを進めて行く。後ろにはユーリ選手がぴったりと付いてきいた。1周目を終えてホームストレートに入ったがユーリ選手が先頭に出て来る様子は無く、そのまま先頭でレース を進めた。下りも登りも失速する事無く、良いペースで走れており、改めて機材のセッティングが上手く決まっている事を感じた。2周目の中盤になってもユーリ選手に動きは無い、そろそろユーリ選手の走りを後ろから見たくなってきたので、コース幅のある所でスピードを緩めてみたが、追い越される事は無く、むしろ自分の得意なテクニカルセクションのライン取りや、スピードを全て観察されている状態だった。


3周目に入り、ここで駆け引きしては、自分にとってもユーリ選手にとってもプラスになる事は何も無いため、自分のペースが維持できる限り先頭でレースを進め る事にした。3周目の中盤で3位と3分以上離れていると聞いたが、自分がペース維持し淡々とレースを進めて行くことに集中した。4周目に入りこちらに、疲労が出てきてラインミスなどの小さなミスが出て来たのをユーリ選手は見逃さなかった。4周目の中盤の登りでアタックをかけられて一気に差が開いた。1周目の自分の登りの時と同じくらいのペースだったので、付いて行くことも考えたが、ここで付いて行ってレース後半で大幅にペースダウンするよりは、自分最大限維持できるペースで走りきってユーリ選手とのタイム差を確認することの方が重要だと判断し、アタックに反応しなかった。

5周目、6周目以降はユーリ選手と大きなタイム差が付くことも無く、1分20秒程のタイム差で走り続けた。コース各所にいるチームスタッフから、ユーリ選手もキツそ うに走っていると連絡を受け、これ以上のペースアップは無いと判断、最終周はペースを上げた。最終周のラップタイムは前周より17秒タイムアップして、1分4秒差の2位でゴールをした。

今大会ではポイントや順位よりも招待選手のユーリ選手から得られた情報が非常に大きかった。彼の走りから学ぶ事は多くあると感じたと同時に、こちらの機材のセッティングやコース攻略が良い方向に進んでいる事も確認ができて嬉しく感じた。11月20日に同じコースで全日本選手権が行なわれるので、このレースで得た情報や経験を生かしてシーズン残りのレースに備えて行きたいと思っております。

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