2023年5月12日

びわ湖Stage

 大会名:Coupe du Japon びわ湖ステージ

開催地:滋賀県高島市朽木スキー場

開催日:2023年5月5~6日

カテゴリー:エリート

リザルト:XCC 1位

     XCO 3位 




Weather:XCC/Sunny 

     XCO/Sunny

Temperture:XCC/20℃

       XCO/18℃

Road surface:XCO/Dry

        XCO/Dry 

Bike:SCOTT SPARK RC World Cup Evo 

Component:SRAM XX1 AXS

Wheel:Syncros Silverton 1.0s

F. Suspension:ROCKSHOX SID Select

R. Suspension:サス:ROCKSHOX NUDE

Brake:SRAM LEVEL ULTIMATE

Crankset:SRAM XX1 Eagle

Handle bar:Syncros Fraser IC SL WC 80mm -20°

Saddle:Syncros Tofino R1.0

Seat post: ROCKSHOX REVERB AXS

Shoes:SCOTT MTB RC SL SUPERSONIC EDT.

Sungless:OAKLEY  KATO 

Helmet:OAKLEY  ARO5 


4月の北米遠征の高速コースとレース展開に、日本のコースで合わせたソフト目のサスセッティングでは対応できなかった為大幅な車体設定の変更を行いました。昨年の修善寺で行われた全日本選手権の設定よりリアサスは48psi増やしリアの車高変化を制御、ステム長を100mmから80mmへ変更しフロントタイヤを押さえすぎないようにポジション変更。チェーンリングのサイズも34Tにしてペダリングピッチを速くして、加速と高速度での安定性を重視した設定に。ホームコースでの走り込みも行いながら様子を伺い、レースで使用するタイヤやサス設定の組み合わせを絞り込みました。 



XCCショートクロスカントリー


SCOTT SPARK RC WORLD CUP EVO 2023

F PHANTOM SPEED TR 2.2 1.35bar  

R   PHANTOM SPEED TR 2.2 1.35bar

CRANK SRAM XX1 EAGLE  175mm CL55

CHAINRING  34T

PEDAL SHIMANO XTR 53mm 

コースは平均速度が26km程の高低差が少なくハイスピードで周回数も多く、車体の様子を伺うのに非常に適している設定でした。スタートは上手く決まってトップでレースを進めることができました。翌日のXCOレースに向けて温存するつもりはなかったので、スタートからスピードを上げる事に集中し、大きなトラブルもなくペースを維持し、そのままトップでゴールをする事ができました。レース後にチームスタッフとラップタイムと動画で走りの確認。舗装路でわずかにスピードの乗りの悪さが気になったが、走りの中で課題の改善が見られた部分もあったので設定変更は行わず、そのままのタイヤのみ前後新品にして翌日のXCOのレースに挑みました。


XCOクロスカントリーオリンピック


SCOTT SPARK RC WORLD CUP EVO 2023

F PHANTOM SPEED TR 2.2 1.35bar  

R   PHANTOM SPEED TR 2.2 1.35bar

CRANK SRAM XX1 EAGLE  175mm CL55

CHAINRING  34T

PEDAL SHIMANO XTR 53mm

レース当日は雨予報が外れて、コースコンディションもドライで前日と同じ状態だった。スタートは上手く決まらず出遅れましたが、すぐに追い上げて先頭に。しばらく先頭でレースを進めましたが、試走時と違って走りのテンポとスピードの乗りが悪い感じでした。前日のXCCの疲労の影響や体調の悪さは無かったのに、明らかに違いを感じたので2位に後退した時点で前後同時タイヤ交換する事ことをコース脇のスタッフに伝えました。新品タイヤの食いつきが強すぎるように感じられたので、前日のXCCで使用した7分山のタイヤに交換し再びレースに復帰。タイヤ交換後の走りは、交換前よりコーナー後の加速やハンドリングが改善した所も見られましたが、まだ食いつきの強さを感じており大きな加速感は得れず3位でレースを終えました。ペースアップができていた区間もあり、新しいセッティングの良好な部分も確認する事ができました。


レースを終えてから、チームスタッフと失速の見られた区間で反復走行を行い原因を探った。失速の原因は、これまでの柔らかめの車体の動きでバランスがとれるサスペンションエア圧やタイヤエア圧に設定にしていたのですが、北米遠征から得た高いスピード域に合わせたダンパー設定に加え、サスペンションエア圧をライディングポジションを変更した事により、バランスが崩れてきたことでした。ダンパーのセッティングはハイスピード走行時に 有効であったため、リアサスペンション圧を調整し良いバランスを見つけることができました。

 次戦愛媛八幡浜大会はハイスピード区間とテクニカルな急登も混ざったコースですので、バイクとフィジカル面も整えて、6月のワールドカップ前により多くのUCIポイントを獲得したいと思います。