2022年11月11日

全日本選手権XCCショートクロスカントリー

大会名:全日本選手権XCCショートクロスカントリー

開催地:千葉公園

開催日:11月5~6日

カテゴリー:エリート

リザルト:XCC  9位


Photo: 松田さん

Weather:XCC/Sunny 

Temperture:XCC/20℃

Road surface:XCC/Dry 


コンポーネント:SRAM XX1 AXS
ホイール:Syncros Silverton 1.0s
Rサス:ROCKSHOX NUDE
ブレーキ:SRAM LEVEL ULTIMATE
クランク:SRAM GX EAGLE DUB CL55
ハンドルバー:Syncros Fraser IC SL WC 100mm −20°
サドル:Syncros Tofino R1.0
シートポスト: ROCKSHOX REVERB AXS
シューズ:SCOTT MTB RC SL SUPERSONIC EDT.
サングラス:OAKLEY  KATO 
ヘルメット:OAKLEY  ARO5

前回のジャパンカップから1週間と短い期間でXCCの全日本選手権を迎えた。体調も良い状態で今大会はタイトルレースということもあり、首位獲得を目標に準備を進めた。レースは住宅街の公園で行なわれたため、コース幅が狭くて抜きどころが少ない上に、縁石やスノコの障害物があり流れの悪いコースだった。しかし、SCOTT SPARKのスピードを活かせる箇所も多くあった為、SCOTT SPARKのスピードの伸びと持続力を主軸にレースの戦略を立てた。

Photo: 松田さん

予選


予選クラス分けはB組でXCCの有力選手が多い中、スタートから順調にレースを進めて行く。最初の数周で先頭に立って2位から数秒のリードを得て順調だったが、突然フロントサスペンションのリモートロックが作動しなくなった。しかもシフトやシフトケーブルが原因では無く、サスペンション本体の方で動かなくなったようだ。ワイヤーの張りを再度調整したり、車体を強くプッシュして見たが中々作動せず、なんとか誤魔化して走りながら2番手でレースを進める。レース中盤でようやくリモートロックを解除したが、サスペンションの挙動がおかしく、レース終盤に入った所で転倒。その後は体力を温存しつつ2位で予選を通過した。 


予選後にフロントフォークの状態を確認。バイクに乗った時にフロントフォークが予備のフロントフォークに比べて、リモートロックの動きが悪かった上に、フロントの車高も落ちていたためフロントフォークの交換をスタッフと決めた。しかし、フレームとリアサスペンションに関してはジャパンカップでの調子の良さも感じていたため、交換部品をフロントフォークのみと最小限の移植にした。


Photo: 松田さん

決勝


スタートは上手く決まり、アタックをかけてすぐに先頭にたった。試走の感触から、本戦では最初から最後まで先頭で自分のペースを維持して走り切ろうと考えていたため、アタックをかけ続けた。しかし、試走でスピードの乗っていた箇所で上手くスピードを乗せられずに失速。ここでフロントフォークとリアサスペンションの調和が取れていない事に気づいた。使用時間が短くフレッシュで機敏な動きのフロントフォークと、使用時間が長く て動きがマイルドな動きのリアサスペンションは互いに対照的な動きをして、バイクのスムーズな走りを阻害した。完全に選択ミスであった。先週のレースでの走りからバイクの良い状態を維持しようとして、フロントフォークだけ交換すれば大丈夫だという考えが甘く、車体全体のバランスを考慮してフロントフォークとリアサスペンションを同時に交換すべきだった。レースの方は車体バランスが整っていることが前提でペースアップを行っていたため、体力の消耗が大きく、終盤で失速して9位でレースを終えた。

Photo: 松田さん


このレースに関しては車体の運用方法が原因で招いたトラブルでした。調子も上がってきて練習の走行量が増えてた結果、シーズン初めの頃に比べてバイクの部品と消耗時間が大きく変化していました。交換したサスペンションや車体に関しては全く問題は無く。トラブルに対しても冷静に対処ができていましたが、ただ壊れた部品を交換するだけで無く、車体のバランスも考えて部品の交換ができず、上手く結果に繋げる事ができなくて残念でした。しかし、このようなトラブルは今後のレースのどこかで必ず起きていたと思うし、今後の車体の運用方法を見直すきっかけとなりました。シーズン最後の全日本選手権は良い走りができるよう準備を進めて参ります。

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