2022年10月24日

くまもと吉無田国際

大会名:Coupe du Japonくまもと吉無田国際

開催地:熊本県吉無田高原

開催日:10月15~16日

カテゴリー:エリート

リザルト:XCC  9位

     XCO  3位 


天候:XCC/晴れ XCO/晴れ

気温:XCC/25℃ XCO/27℃

路面:XCC/ドライ XCO/ドライ 


コンポーネント:SRAM XX1 AXS
ホイール:Syncros Silverton 1.0s
Rサス:ROCKSHOX NUDE
ブレーキ:SRAM LEVEL ULTIMATE
クランク:SRAM GX EAGLE DUB CL55
ハンドルバー:Syncros Fraser IC SL WC 100mm −20°
サドル:Syncros Tofino R1.0
シートポスト: ROCKSHOX REVERB AXS
シューズ:SCOTT MTB RC SL SUPERSONIC EDT.
サングラス:OAKLEY  KATO 
ヘルメット:OAKLEY  ARO5


10月5日の検診で病院からの運動制限も解除されたため、強度の高いトレーニングを積む事もできるようになり、順調に走り込みを行えていた。今大会の開催地は熊本県なので移動距離も長く、身体の負担軽減のため飛行機(FDAフジドリームエアラインズ)を利用させていただき、松本空港~福岡空港を1時間30分程のフライトで身体に負担をかける事無く移動する事ができました。


今回のレース目標 :UCIポイントの獲得。


コースは連続する登りとハイスピードな下りが印象的で、ところどころにジャンプやバームもあり、高いスピードを維持できるかどうかがレースの結果を左右すると感じた。試走では大きな問題を感じなかった為、機材の変更は行わずXCCからレースに参加した。


XCC


F Chaoyang PHANTOM DRY TLR 2.2 1.35bar

R Chaoyang PHANTOM DRY TLR 2.2 1.35bar


下関のレースでUCIポイントが獲得できたとはいえ、保有ポイント数が少ないため最後列からのスタートとなった。スタートは上手く行って、1周目を終える頃にはトップグループでレース進めていた。レース中盤まで問題無くレースを進められているように感じたが、登りでアタックをかけてみたものの、スピードが上手く載せられない場面が目立つようになってきた。レースの前半の余力がある間は気にもしなかったが、周回数を重ねるごとに失速も大きくなってきた。最終周を3番手で入ったものの、途中で大きく失速して9位まで順位を落としてゴールした。



レース中に起きた問題を解決する為、チームスタッフと話し合い問題の解決に努めた。スタッフとの話し合いの結果、クランク長を175mmに変更する事にした。昨年の怪我から、腰への負担を軽減するため170mmのクランク長を使用していましたが、身体が戻りつつある現在の状態だとトップスピードが物足りない感じた事、シーズン最後の全日本選手権に向けて従来使いつづけてきた175mmのクランク長に戻すという方針で機材の大幅変更をXCCのレース後に行った。


XCO


F Chaoyang PHANTOM DRY TLR 2.2 1.35bar

R Chaoyang PHANTOM DRY TLR 2.2 1.35bar


レース当日の早朝も機材の微調整を行い、レースに備えた。現場の状況に応じてセッティングに問題が無ければそのまま走り続け、問題があった場合はフィードで機材の調整を行うとチームスタッフと確認。レース目標もまずは完走を第一目標にして、可能な場合はUCIポイントの獲得と2つの目標を念頭に走ることにした。

 

突貫工事で調整したバイクで半信半疑のままスタートしたが、思いの他スムーズに前に出られた。1周目の登りを終える頃にはトップと7秒差程。アタックをかければ追いつける距離だったが、身体も機材に慣れていない状態だったので無理に追わずに淡々とペースを維持。3周目でトップグループから選手1名が脱落し、3位に順位が浮上。周回数を重ねるごとに機材のセッティングに対して手応えを感じつつペースをアップの機会を探っていた。パンクなどのトラブルやXCCで感じた失速感もなかった為、最終周でペースアップを行った。トップとのタイム差は大きく縮めることはできなかったものの、最終周は良いタイムで走りきって3位でレースを終え第2目標だったUCIポイントの獲得も達成できた。

ゴール後にCoupe du Japonシリーズの年間総合を獲得したと聞いて驚いた。今シーズンはDNFやミスで取りこぼしてしまったレースがいくつかあったので、シリーズランキングの事は全く考えていなかっただけに嬉しいレースとなった。

もしかしたらレース直前の機材変更を行なわない方が、今回のレースでは良い結果が残せた可能性もあったとも思いましたが、全日本選手権やジャパンカップといった今シーズン最後の重要なレースに向けては機材セッティングの変更は必要かつ良いタイミングだったと感じています。

 


帰りの移動もFDA(フジドリームエアラインズ)を利用させていただいた為、まったく疲労も残る事無く帰宅翌日から順調にトレーニングを行えています。

10月29~30日の修善寺のJAPAN CUPで良い走りができるよう準備を進めたいと思います。

2022年10月14日

フジドリームエアラインズで熊本へ

週末、熊本県吉無田高原で行われるCoupe du Japonに参戦します。

移動はフジドリームエアラインズで信州まつもと空港から福岡空港まで1時間40分!


フジドリームエアラインズの機体はきれいなカラーリングも特徴です。


信州まつもと空港から飛び立つと、北アルプスや美ヶ原高原に囲まれた山々か眼下に見えます。松本空港から札幌(丘珠空港)便と神戸便が飛んでいます。
フジドリームエアラインズはスポーツ自転車搭載サービスもあり、気軽に自分の自転車を持って出かけることができまね。

お昼前に白馬を出発して、夕方には熊本のホテルにチェックイン。とても快適な空の旅でした。

2022年10月11日

CHAOYANG PHANTOM

近年のワールドカップクロスカントリーサーキットの高速化と難易度アップにより、バイクの性能も大きく向上し、求められる剛性や転がり特性の変化に対応できているタイヤを探していました。

いろいろなコンディションでテスト

数多くのタイヤをリサーチ&テストしてきた中で気になったのがChaoyang Tireです。様々な天候やコースコンディションの中テストして気づいたのが、天候や路面コンディションに左右されず常に安定した性能を発揮し続けていることに大きなポテンシャルを感じました。

Phantom DRY

Phantom DRY、Phantom SPEED,Phantom WETというタイヤ特性の異なるラインナップを揃えながら、どのモデルもアベレージ性能がとても高く、的最適所にタイヤチョイスができる点もまさに自分の走りの中で求めていたものでした。

Phantom SPEED
Phantom WET

私の希望を快くご理解いただきました株式会社野口商会様のご厚意により、サポートいただけることになりました。

まだ日本国内ではChaoyangタイヤのことをご存知ない方も多いですが、走りを通してその性能の高さをお伝えできたらと思っています。


株式会社 野口商会


CHAOYANG TIRE

2022年10月3日

クロスカントリー in 深坂自然の森

大会名:クロスカントリー in 深坂自然の森

開催地:山口県下関市

開催日:9月24~25日

カテゴリー:エリート

リザルト:XCC 3位

     XCO 3位




天候:XCC/晴れ XCO/晴れ

気温:XCC/30℃ XCO/32℃

路面:XCC/セミウェット XCO/セミウェット/ドライ 


コンポーネント:SRAM XX1 AXS
ホイール:Syncros Silverton 1.0s
Rサス:ROCKSHOX NUDE
ブレーキ:SRAM LEVEL ULTIMATE
クランク:SRAM GX EAGLE DUB CL55
ハンドルバー:Syncros Fraser IC SL WC 100mm −20°
サドル:Syncros Tofino R1.0
シートポスト: ROCKSHOX REVERB AXS
シューズ:SCOTT MTB RC SL SUPERSONIC EDT.
サングラス:OAKLEY  KATO 
ヘルメット:OAKLEY  ARO5

今大会はUCI class 3 のレースであり、現在UCIポイントを保有していない自分にとってポイント獲得のチャンスのレースでした。2回目の手術から2ヶ月経過したとはいえ、まだまだ体は万全とは言えない状態であり、まずはしっかりとレースを走り切る事、5位以内に入りUCIポイントを獲得する事を目標に走る事にした。


コースは例年よりも省略されて短くなっていた。台風の雨の影響か、例年よりもがれ場が多くパンクのリスクが非常に高く、路面状態の変化に対する判断力が試されるテクニカルなコースだった。タイヤはCHAOYANG PHANTOM DRY 2.2のプロテクション無しをチョイス。プロテクション無しのタイヤは軽量でしなやかな為、高いスピードを維持する事が用意であり、悪路を高速度で走った場合も、しなやかなタイヤの動きが路面の凹凸を上手く吸収するので、コントロール性が高いのも利点である。本来このようなパンクのリスクの高いコースではプロテクション入りタイヤを選択しがちだが、コースの平均スピードが高く、パンクリスクの高いセクションはバイクコントロールで回避できると判断し、プロテクション無しのタイヤを使用する事にした。



XCC


UCIポイントを保有していない為、UCIポイントの保持者が24名以上いるとXCCに参加することができないが、6月の一里野大会同様に運良くXCCの24番と定員の最後に滑り込みで入ることができ、翌日のXCOのレースに向けてスタート順を上げるチャンスを得た。


最後尾からのスタートなので、後方からゆっくりとスタート。思いの他スムーズにレースを進めることができて、1周目の中盤頃には2位まで順位を上げる。レース中盤では先頭争いは3名に絞られ順位の入れ替わりも激しくなってきた。アタックを繰り出したい場面が多くあったが、まだ体が万全で無い事と、1周目の追い上げに脚と使って後半にペースが落ちたが、3位でゴールできて翌日のXCOレースに繋げる事ができた。



XCO


前日のXCCの結果により、XCOは最前列からのスタート。スタートはクリートキャッチに失敗したものの、上手くリカバリーができて5番手あたりでレースを進めてゆく。最初から先頭に出るつもりではなかったが、機材のセッティングが上手く決まったせいかスムーズにペースアップができて、気づけば1周目を終える頃には2番手と20~25秒程のタイム差がついていた。とはいえ体の状態はまだまだ重く、ペースダウン。3周目に入ったところで後ろから来た2名の選手と合流。そのまますぐに離されるかと思っていたが、5周目まで20~30秒差で大きく離されることは無く、上位2名の選手がパンクしたことにより一時は2位に浮上した。しかし、6周目の後半のシングルトラックで疲労により、バイクコントロールが雑になり後輪をパンクさせてしまう。防げるミスであっただけに残念であり、トップとのタイム差も大幅に開いてしまったが、冷静に対処し順位を落とす事無く3位でゴールする事ができた。


このレースでは完走とUCIポイントの獲得の2つの目標を達成することができて、今後の練習やレースに繋がる結果を残す事ができて嬉しく思う。欲を言えば1周目からのペースを維持できればと思ったが手術から2ヶ月後では、まだまだ身体の融通がきかない部分もあるので、11月の全日本選手権に向けてじっくりと準備を行って参りたいと思っております。