2017年5月17日

【レースレポート】マウンテンバイクアジア選手権

マウンテンバイクアジア選手権レースレポート

開催期日:2017年5月12日 国別対抗リレー
          5月14日 エリートクロスカントリー
開催場所:中国 宣城市
リザルト:国別対抗リレー 2位
     エリートクロスカントリー 24位
天候:晴れ
コースコンディション:ドライ

5月10日から会場に入りコースの下見を行った。ゆったりとしたペースで体を起こしながら走り各セクションを確認した。コースは激しい急勾配、ドロップオフ、ロックセクション、キャニオンがありワールドカップと同等の難コースだった。特にコース終盤のキャニオンは車1台分の高さを飛び越える程の大きなキャニオンだったが、このジャンプは結局中止になった。しかし、他にも気を抜けないセクションが多くあるので入念に確認しながら2日間で8周した。

【主な使用機材】
バイク:SPECIALIZED S-WORKS EPIC FSR WC
タイヤ:SPECIALIZED FAST TRAK 2.1
コンポーネント:SHIMANO XTR M9000
ヘルメット:SPECIALIZED S-WORKS PREVAILⅡ TEAM RED
シュース:SPECIALIZED S-WORKS 6 XC MTB
グローブ:SPECIALIZED XC LITE
サングラス:OAKLEY EVZERO STRIDE PRIZM LENS
ヘッドバンド:HALO

国別対抗リレー
メンバーは5名。スタート順は自分、川口選手、村上選手、北林選手、中原選手の順。自分の役目はトップで第二走者にバトンを渡すことである。合図と共にレースがスタート。スタートは上手く決まりトップでシングルトラックに入った。登りでアタックをかけ続けて独走に持ち込もうとするが10秒程後ろに中国の選手がしぶとく付いてきた。予想していた通り中国の選手は手強く、登りで引き離し、下りで差を縮められるといった状態が続く。コース終盤の下りを思い切って攻めて引き離しを試みたが、雨によって滑りやすくなった路面でハンドリングミスをしてしまい、コース脇に突っ込み大きくタイムをロスし順位も2番手に落としてしまった。前を追い続けたが、なかなか差を縮めることができず、1位と18秒差で第二走者の川口選手にバトンタッチし自分の役目を終えた。続く選手みんな好走し銀メダルを獲得した。


エリートクロスカントリー
15:00と遅めスタートだったので午前中は軽くインターバル走を行い、心拍を上げて体のキレを確認した。スタートの1時間30分前に会場に入りアップを開始。舗装路で軽いギアで回し続けたり、ダッシュを混ぜたりして40分程走った。スタートは2列目で先頭に出るチャンスも十分にある。15:00に合図と共にレーススタート。
Photo:#wd_media
5番手で最初のコーナーに入るが前の選手が詰まり減速。9番手くらいまで順位を落としたが、すぐに追い上げ7番手あたりまで追い上げて最初のシングルトラックへ入った。足のキレも悪くなくトップが見える状態を維持したままコース中盤へ入ったが前の選手が詰まっていることもあり、徐々に離されていき20秒程差がついたまま2周目に突入。最初の登りに入ったところで急に力が抜けるような感覚に襲われてペースが徐々に落ち出した。ペースを上げようと試みたが、からだのだるさは悪化して嘔吐を繰り返し、水が思うように飲めない状態が続いた。体もところどころ攣ったりして思うように走れず苦しい展開が続いた。あきらめずに余力を絞り出したが2LAPでレースを終えた。
自分の力を発揮する事ができずとても悔しさを感じたレースだったが、得たものもある。荒削りな作りではあったが、キャニオンジャンプや、ログセクションにロックセクション。国内レースではほとんど見かけないセクションを中国選手はしっかりこなしている。アジアの中で遅れをとっていたら世界では戦えない。このレースで得たものを今後のレースに生かしていける様にトレーニングを行っていきたいと思う。
今回も万全のサポート体勢を提供して下さった日本チームの監督、スタッフの皆さん、チームメイトに感謝です。今回も沢山の応援有難うございました。

SPECIALIZED RACING JAPAN
平林安里




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